<韓国人の心、ビッグデータ分析>「1.恐怖」…透明な情報が不安をなくす
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.16 13:32
2009年に新型インフルエンザ(インフルエンザA/H1N1)が拡散し、263人の死亡者が発生した。最初の死亡者が出た翌日(2009年8月16日)、ブログには「新型インフルエンザ」という言葉が246件登場した。中東呼吸器症候群(MERS)の場合、最初の死亡者が出た翌日の今月3日、「MERS」という言葉が1万1344件検索された。その間ブログの利用が増えたことを考えても、新型インフルエンザ当時に比べ約50倍も増えた。これに関し、セヌリ党の李チョル雨(イ・チョルウ)議員(金泉)は9日、院内対策会議で、「先週、地方に行ってみると、(商売人は)商売にならないと言っていた。タクシーも空車が長い列をつくっている」とし「(死亡者がもっと多かった)新型インフルエンザ当時もこれほど大騒ぎしたことはないようだ」と話した。
同じ感染病だが、新型インフルエンザに比べてMERSに対する韓国人の感情の反応がはるかに激しくなった理由は何か。専門家は「正確な情報の不在が集団恐怖現象をさらに強めた」と分析している。